温めることで体を元気にする「温熱治療」という治療法
整骨院での治療には何種類かの治療法がありますが、
比較的即効性があり、患者さんにも喜ばれている治療法に、
温熱治療(温熱療法)という治療法があります。
温熱治療
耳慣れない言葉かも知れませんが、広い意味では、
体を温めることでケガや病気の治療を行う治療法のことを指します。
例えば、私の営む整骨院では、電気治療と併用する形で、
痛みを感じる箇所に赤外線ランプを当てることがありますが、
これも、患部を温めることで治療をする温熱治療の一種です。
また、治療の前後に腕湯や足湯を利用して頂いておりますが、
これも、足や腕などからだの末端を温めることで、
全身の血行促進をはかる温熱治療といえます。
他にも、お灸(温灸)、温湿布、温泉、岩盤浴、サウナ、岩盤浴などなど、
体を温めるという温熱治療は、色々な方法で健康に寄与しています。
万病の元といわれる冷え。
温熱療法は、温めることで、その冷えを取り、細胞を活性化させ、
人が元々持っている自然治癒力を高める治療法といえます。
体は、温めることで元気になるんです。
【狭義の温熱療法に関して】
狭義には「温熱療法」とはハイパーサーミアと呼ばれる「がん温熱療法」を指します。
ここでは「体を温めて自然治癒力の向上をはかる治療法」に関して述べているため、
「がん温熱療法」と区別するために、以下、「温熱治療」という言葉を用います。
温熱治療が効果のある理由 ~ 健康と血行との関係
「冷えは万病の元」と言われる理由は、血行との関連にあるのですが、
体が冷えると、血行が悪くなります。
血液は体内を循環する際、以下の2つの役割を担います。
- 栄養や酸素を体中に運ぶ
- 老廃物を体中から回収し体外へ放出する
体が冷えを感じ、血行が悪くなっている状態というのは、
この2つの働きがうまく機能しておらず、
全身に栄養を行き渡らせることも、全身から老廃物を回収することもできない状態です。
ケガや病気をしやすく、そして、治りにくい状態です。
温熱治療は、体を温めることで、この冷えを取り、
全身の血行を改善し、血の巡りを良くしてやることを目的としています。
「体は温めることで元気になる」
これは、温めることによって血管が拡張し、全身に血が行き渡り、
酸素と栄養を運び、老廃物の回収が促されることが理由です。
血の巡りの良い、代謝の活発な状態を維持できるようになれば、
自然治癒力が向上するため、ケガや病気にも強い、健康な体が形成されるのです。
温熱治療の継続で、血が巡りやすい体に変わってゆきます。
温熱治療は、比較的即効性が期待できる治療ですが、継続することで、
血の巡りの良い、血行が促進されやすい体の状態が作られてゆきます。
患部を直接温める赤外線ランプと違い、
整骨院で提供している足湯や腕湯は、痛みの直接の治療ではなく、
常に血行の良い、血液が循環しやすい体を作ることを目的としています。
健康に効く格言「継続は力なり」でも述べたように、
体は、継続することで、確実に、着々と変わってゆきます。
常に血行を促進してやれば、血行が促進されやすい体がつくられてゆくのです。
「温熱治療」などと言うと少し大げさに感じるかも知れませんが、
ご家庭でも、毎日の入浴で血行促進の効果は充分に得られますので、
健康のためには、シャワーで済ませずに、湯舟につかっていただくことをオススメします。
温熱治療の効果を得るには「ぬるめのお風呂」が良いんです
血行を促進するという温熱治療の目的のためには、
ぬるめの湯(38℃~41℃程度)に入っていただくのが効果的です。
熱い風呂に入った方が血行が促進されそうな気もしますが、
実は、ぬるめのお風呂にじっくり入った方が、ずっと血行はよくなります。
お湯の温度と入浴効果の関係については、
薬用入浴剤の通販用サイトでも紹介していますので、
湯加減と入浴効果のページも併せてご参照下さい。
また、整骨院で足湯・腕湯治療に使用の薬用入浴剤には、
入浴の温熱効果をより一層高める効果がありますので、
温熱治療としての入浴に、こちらもご活用いただければ幸いです。


